日南子企画「くちずさんでまうねん」彼女か敬愛してやまないシンガーを招聘してのイベントは、それぞれの個性が際立つ一夜となった。
石崎アスミの不思議キュートヴォイスで幕をあけ、MCも軽快な、明るくもあり、シリアスな歌詞で鍵盤と語り合う福永準之介。ちなげは、独特の大阪弁トークと真っ直ぐで、嘘の無い澄んだ瞳が印象的なシンガーで、会場の温度をグイグイと上げていく。そして、東京より参加の福田翔子×シューホナミ。ボサノバチックなアコギとジャンベのコンビは、会場の空気を更にHOTなものにして行く。
ラストは、日南子。19歳の大人・子供は、どんな時間を過ごし、何を感じて生きてきたのだろう?静かにゆっくりと語りかける言葉が染み込んでいく。熱唱するわけでもなく、ただ自然にまかせるステージなのに、押し付けのない説得力がある。これからどんなシンガーに、どんな女になるんだろう?日南子の可能性を観た夜でもあった。
© Copyright FootRock&BEERS All Rights Reserved.