FootRock恒例の大人によるブルース&ロックのイベント。回を重ねるごとにヒートアップするミュージシャン。どのバンドも個性とこだわりが感じられ、時代は60年代、70年代へとフィードバックして行く。トップで会場をいい雰囲気に持っていったPurple Expressは、デープパープルを再現。会場後方にいた共演者が思わずエアーギターをはじめるほど。
続くMAYYは、往年のロックナンバーとユーモア溢れるMCで盛り上げていく。ギターもブルーのリッケンバッカー・ベース。ストラト、SGと個性派揃い。会場をニューオリンズにしたのは、ブラック&クレイジー。一部の音楽ファンには名の知れた存在で、日本人離れしたブルースセンスには脱帽。本来ブルースの持つ、踊れる、癒されるツボを心得た選曲ステージングは必見。
ラストに登場は、このイベントのネーミングライツでもあるROLLING Q BLUES BAND。ブルースの名曲をツインギターで表現する、ブルースが好きで好きでしょうがないメンバーの人柄が溢れ出すステージング。ロングトーンにビブラートで哀愁を引き出すストラト。一音一音がクリアで、スケールにドラマを魅せる赤いテレキャス。そこにブルースハープがスパイスとして深みをましていく。RQBBがラストにふさわしいブルースで幕を降ろした。打ち上げでは、出演者みんなが意気投合。来年の企画に花が咲いていた。
© Copyright FootRock&BEERS All Rights Reserved.