オトナのロックバンドがお互いのプライドをかけて挑む、
ロックバトルイベントEVENING SESSION15。
回を重ねるごとにヒートアップしている名物企画。
トップの岡田亭はトリオ編成ながら重厚感溢れるサウンドに、70年代のエッセンスを散りばめたアレンジでまさにロックを体現させてくれる。
続くは、サウスヒップは、ストーンズ、フェイセズ、チラリとサザンロックのテイストものぞかせる、ロックファンにはたまらない演出が魅力、空を睨むヴォーカル、ゴールドのレスポールでオブリをきかせるギターリスト。リズム隊は熱く、淡々とビートを刻む。
そして、本日の紅一点、キュートなヴォーカルが魅力なThe Six Strings。テレキャスを掻きむしり、ただひたむきに、ギターと向き合い、ロックンロールに魂を捧げるビートバカ。こいつらこそがバンド野郎なんだと確信する。
ラストをキッチリ〆てくれたのが、いぶし銀The BLACK LIST REVUEだ。その存在感は確実にホンモノの匂いがする。70年代の大阪のソウル、ロック、R&Bシーンをご存知の方なら納得のバンドだ。中でもJBのカバーは涙もので、カバーだがオリジナリティを感じさせるファンキーヴォーカル。ツボを得たホーン隊に、本場の香りを持ち込む絶妙なキーボーディスト。気持ち良すぎる、にくいアレンジに脱帽。小気味好いリズムをキープするドラムとベースはシブ可愛く、お茶目な存在でステージを盛り上げていた。どのバンドもその音楽愛と存在感で、あっと言う間のイベントが終了。打ち上げでは、年齢を越えたバンドマンの交流が深夜まで続いていた。やっぱり、バンドっていいもんだな~。見ていて感動する夜となった。
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