2015.05.02

大山藍とつまこ。これぞミュージック・アートイベント。 ふたりの絶妙なバランスが作り出す「静と動のコラージュ」

シンガーソングライターとして独自の発想と活動を続ける大山藍、フォトグラファー、アートのオーガナイザーつまこ。お互いのポテンシャルを信じる者同士が静と動を音楽とアートで表現したイべントが、「静と動のコラージュ」だ。FootRockの映像システムを駆使しての表現とフロアデザインは独特で時間を忘れ、空間のデザインにつつまれ癒される。

シンガーも個性派ぞろいで、お気に入りの碧ex.(a)platonic chou-chou atelier)、Nishiyama(six needle club)と独自のアプローチで会場の色を作っていく。荒深菜摘は攻撃的でありながら、繊細な一面をのぞかせバックアートとの絶妙なバランスを自然に溶け込ませていく。そして主催者の大山藍。遠くを見つめ、情念を散りばめ、愛しさと優しとどうしようもない心のつぶやきを唄に乗せて吐き出していく。唄だけにとどまらず、出演者を気づかい乗せていき、つまこの空間プロデュースが全体をまとめあげる。

ふたりの絶妙なコンビネーションが作り出す、これぞイベントの正しい姿。やはり音楽とアートは繋がっているんだと実感した素晴らしいイベントとなった。