三味線の先生である市川聖山を中心に、それぞれが一線の音楽シーンで活躍するメンバーで構成されているのが、今回、初ライブとなる"倭音〜WAON〜"猿蟹合戦合戦や真田幸村などのストーリーを講談師の旭堂南陽が熱く語り、フィドルの大森ヒデノリが世界観を膨らませるメロディを奏でる。
ギターの山田は淡々と風景を描き、パーカションの田中は冷静かつ慎重にリズムを刻んでいく。極めつけは、書道家上平梅径のライブ書道!! 力強く、斬新で、一気に駆け上がって行く筆の様は、ライブならではの醍醐味と凄みを見せてくれた。居合わせた、日本舞踊の美華啓治に着物を着せ、袖に書き上げた書は観衆を唖然とさせた。ライブ書道の合間もステージで繰り広げられるインプロ、日本と西洋と世界が混じり合う瞬間の芸術に驚くばかり一夜となった。
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